お口ポカーンは早めに改善を!
昔は、虫歯治療のために歯医者に通う子どもさんがほとんどでしたが、最近では口腔衛生環境の向上、歯科医療の発展により虫歯は軽減しています。
しかしその一方で、歯列不正や口呼吸、睡眠時無呼吸症などこれまでにみられなかった問題が子ども達の間で増えてます。
歯の大きさ自体は戦前に比べ母体の栄養状態が良くなり大きくなりましたが、逆に噛む回数が減って顎の発育不全により歯の生えるスペースが足りなくなり、結果として歯が綺麗に並ばなくなっています。
鼻呼吸をすると。。
口呼吸より鼻呼吸の方が多くの酸素を体内に取り入れる事が可能です。酸素の取りこみは人間にとって不可欠な要素、より多くの酸素を体内に入れる事が可能な鼻呼吸への改善は必須とも言えますね。
鼻呼吸に改善することで、口呼吸による弊害が取り除かれるだけでなく酸素吸入量が増えることで血行が良くなり「免疫力が上がる」「顔色がよくなる」「集中力が上がる」「小顔になれる」など、メリットもたくさんあります。
口呼吸の原因は、上顎の発育不全も1つの要因
口呼吸の原因はお鼻の問題だけの場合もありますが、上顎の発育不全に根本的な原因があるかもしれません。上顎の発育が止まるのはおよそ12歳ころです。その後、永久歯が全て揃うと、歯並びや噛み合わせの問題を抱えたまま、顔の骨格が完成されてしまいます。
上顎の発育不全によって鼻腔が正しく広がらず、鼻呼吸不全となります。 また、顎に問題がある場合は、歯並びや噛み合わせにも影響します。歯並びの悪さや噛み合わせの問題は、摂食や咀嚼に弊害が起きるのはもちろんですが、姿勢の悪さやいびき、ぜんそく、中耳炎、風邪をひきやすい、アレルギー性鼻炎などの諸症状が現れやすく、それらが口呼吸の要因にもなり体全体の健康に悪影響を及ぼします。
日常的に口が開いてしまう方は、そもそも口を閉じるための筋力が不足している場合があります。これは筋力アップで口を閉じる力を付けて、鼻呼吸を促す改善方法です。左右両方でしっかり噛む、ガムを食べる、などもありますが、効果的なのが
「あいうべ体操」です。
「何のこと?」と思われるかもしれませんが、文字通り「あ」「い」「う」「べ」と声に出して体操する方法です。
まず、「あー」と思い切り口を開きます。
次に「いー」と口を横に開き、「うー」で口をすぼめます。
最後に「べー」で舌を思い切り出します。
これを毎日少しの時間で結構ですので続けることで驚くほど口の筋肉が付き、口呼吸の改善効果が見られますよ。
奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科
ふかみ歯科・矯正科クリニック
香芝市・橿原市からも多数来院されています。